2009年6月8日月曜日

アメリカは凋落するのか?

住宅バブルの崩壊と金融危機はアメリカの凋落のあらわれか。
そうかもしれないし、そうでないかもしれない。昔のアメリカといえば、豊かな白人社会がイメージされた。だが、今では大統領も黒人の出身者だ。人口の多くも貧しい黒人やヒスパニック、アジア系だ。この国は、まだ若く豊かさに渇望した人たちであふれている。豊かになりたいという願望を持った人たちのパワーで再生が可能かもしれない。彼らの力をうまく利用できればの話ではあるが。
この国はたいへんな格差があるとも言われている。人々の不満が、社会の活力をそぐのではないかと心配されるが、そこは「この国は自由だ、だれでもチャンスがある」というのが合言葉である。格差はあっても下の者は上へ行こうと努力するので活力が生まれるのである。オバマ大統領でさえ、少し前はまったくの無名であった。
今は、大きな変化の只中にあると思う。

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